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豊後高田市の昭和の町で開催の「第18回レトロカー大集合」に行ってきた!

執筆者の写真: MATSUMOTOMATSUMOTO

今回のコース

『昭和の町~真玉海岸~伊美別宮社・陰陽神(日本三大珍宝)』


豊後高田市の一大イベント「第18回 昭和の町レトロカー大集合」


今回のコースは、待ち合わせの日出町から国東市にある伊美別宮社までの約55km。片道の走行距離としては控えめですが、今回の目的は豊後高田市「昭和の町」で開催されたとある大人気イベント。まるで昭和の時代にタイムスリップしたような、とても充実した1日でした。

 

春の花々が田畑を彩る3月中旬の日曜日。日出町某所で待ち合わせて国道10号を宇佐方面へ上ります。普段は幹線道路を避けたマイナーなコースをチョイスするひねくれ者の筆者ですが、国道と並走する日豊本線沿いに咲く菜の花と、時折重なる列車との美しいコントラストを見ることのできるこの区間は外せません。むせかえるような春の香りを堪能しながら国道213号へ右折し豊後高田市へ。

新町通り商店街入口


専用駐輪場にバイクを止めて中央公園を抜けると、バンドが演奏する懐かしい楽曲をバックに、多くの来場客が並ぶレトロカーを思い思いに眺めています。

名物のボンネットバス「昭和32年式 いすゞBX141」


今回で18回目となる同市の一大イベント「昭和の町レトロカー大集合」では、昭和63年までに製造された国内外の自動車が計111台展示され、古くは戦前の昭和8年(1933年)製の米国車から、トヨタAE86のような昭和後期の人気国産車まで、マニア垂涎の名車が九州・山口を中心に全国から集結。近年は新型コロナウイルスの感染拡大により、平成31年(2019年)を最後に延期と中止を余儀なくされたが、地元商工会青年部や地域団体・市役所・観光協会が一丸となって再開に向けて努力し、今回4年ぶりにやっと開催できたとのこと。

1974年式「カローラレビン」

1972年式「 スプリンタートレノ」


当時一世を風靡した「日産スカイライン」や「トヨタカローラレビン」、「マツダファミリア」「ホンダ Z360」等、昭和40~50年代を彩る数々の名車がずらりと並び、若いころを懐かしむ声も多く聞こえました。もちろん昭和年間の他年代に製造された国内外

メーカーの人気車種も多くあり、ここで全部を紹介できないのが残念でなりません。豊後高田市商工観光課の方にお話を伺ったところ、また来年の第19回も予定しているとのことなので車好きの方はもちろん、そうでない方も是非一度訪れてみていただきたい。



SNSでも人気の名スポット「真玉海岸」


レトロカーと昭和の町を十二分に満喫した後、青空があまりにも清々しいので、国東半島の海辺をぐるりと遠回りして帰ることに。恋叶ロード(昭和の町~花とアートの岬長崎鼻を結ぶ国道213号の約20kmを指す通称)を国東方面へ走ると左側に広がる「真玉海岸」が見えてきました。ちょうど干潮時で、遠浅の干潟が西に傾く日の光できらきらと輝き、得も言われず美しい。


もはや説明不要の同地は「日本の夕陽百選」にも選定される人気スポットで、その美しい水面を収めようと多くの写真愛好家が訪れています。もちろん筆者も御多分に漏れず、美しいその姿を収めてまいりました。少しのんびりし過ぎたので、最後のスポットへと急ぎます。



歴史ある神社「伊美別宮社」と日本三大珍宝?「陰陽神」


真玉海岸を後にし、20分ほど進むと「姫島行きフェリー乗り場」の程近くに「伊美別宮社」があります。帰路を調べていたところ偶然見つけた興味深いスポットであったため、これは寄らねばと、先輩方の意見を押しのけて立ち寄ることに。

伊美別宮社鳥居


この神社は仁和二年(886年)に、領家小深田民部大輔盛勝が、領主片見貞信の命を受け山城国(現在の京都府南部)石清水八幡宮の分霊を奉持し創建した別宮で、古くより伝わる伝統的な神事として「別宮社神楽」「別宮社流鏑馬」が毎年奉納されているとのこと。

伊美別宮社楼門

境内の稲社と祠


境内にある社殿にそれぞれ参拝し、楼門を出て左奥に進むと稲荷社や恵比寿像があり、その先に目的地である「陰陽神」の姿がありました。看板には「日本三大珍宝」の文字・・・。日本のどこかにあと二つあるのだろう他の珍宝のことが気になりながらも、その立派なご神体に頭を垂れます。

小さな鳥居と奥にそびえるイチモツ


由来を読むと、石清水八幡宮の分霊をこの地に勧請した際に随伴した随神司官藤原朝臣桐畑左京大輔盛重は、その後も同地に在住し神明奉仕の傍ら、特に医術を用いて庶民の難病を治療したそうな。盛重の没後、その功績から別宮社創祀功労神として今熊社に奉祀。後に縁結び・子授け・安産・諸病平癒の神として広く崇敬され、女性は頭髪を、男性は男根を彫刻して献納祈願するようになったのだとか。近代に入り、一時はその姿から風紀を乱すとして土中埋没や海中投棄されたが、その行為者はことごとく局部の激痛や高熱に苦悶したとのこと。神罰を畏れ、非を悔いた人々が複座奉鎮し今に至るそう。想像しただけでも非常に痛・・・もとい興味深い。

陰陽神の御神体


陰陽神の前には小さな三つの鳥居があり、男鳥居(諸願成就)女鳥居(家内安全)子鳥居(子孫繁栄)とそれぞれ彫られていたので、ご利益にあずかるべく全てくぐり抜けて帰路につきました。



ランチタイム


「肉のかなおか」さん

和牛ミンチ上コロッケ180円(税込)


昭和の町 新町通り商店街の「肉のかなおか」さんでテイクアウト。観光客がずらりと並ぶ同店は、昭和26年創業の老舗精肉店。店内で揚げる種類豊富な手作りコロッケは、しっかりとしたジャガイモの味が具材それぞれの味を引き立てていて大変美味!今回いただいたのは人気の「和牛ミンチ上コロッケ」と「おからコロッケ」。和牛のうま味が心地よく口の中に広がる、素朴ながらもまた食べたくなる一品でした。

美味しくいただきました

 
 

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